私は子供の頃、学級文庫の本棚の横の席になったので、どういうわけか勝手に
自称図書係になって小さく折り畳まれた紙を渡し、そこには
「黒板の上を見ろ!」などと指令が描かれていてそこには見ると次の紙きれに
「15番の棚の中を見ろ!」の文字というように、時には暗号で次から次へと
探させて、やっと借りたい本にたどり着く!というような、回りくどい遊びを
仕掛けていました。のんびりしたもので、みんな面白がっていて、
急いでるのにと嫌がられた記憶はないのだけど、人にしてたことは
自分に帰って来るのか、ここかと思えばそこでという面白いことに
出会うのです。
金沢→アントワープ→ロンドンに行ってその間もあちこち移動し、
これもまた山あり谷ありだけど幸運な事がいろいろでしたがそれはまた今度で、
また日本へ、帰国。その時、スカスカな「日本の洋風」を避けてたどり
着いたのが、和の香り麗しい根津それも偶然なんとなく。そうしたらなんと
ヨーロッパでも文章を見ていた(私が勝手に共感を感じている)編集者の
林央子さんが根津を紹介されていて、「そこで!がここで!」の嬉しい驚き。
知り合いがいないここで、いつも優しくて好きな花屋さんが紹介されています。
明日は早起きして、戻って来たPOINTへ再び搬入。
果たして、次の紙にはなんて書いてあるのだろ。